岡山県は、黒大豆の栽培面積が日本一。その中でも、特に力を入れて生産しているのがここ、勝英地域(岡山県北東部)。古くは作州とも呼ばれる地名と、宮本武蔵のように全国に作州の名をとどろかせる黒大豆になって欲しい、という願いが込められ、『作州黒』と名付けられました。
煮豆などが主な食べ方でしたが、イソフラボンやアントシアニン(ポリフェノールの一種)などの成分を含むことから注目を浴び、関連商品も増え、全国的にも有名な食材の一つになりました。
黒大豆を軟らかく煮る方法
- 乾燥豆の重量の1%ぐらいの塩を水に加えたり、0.3%の重曹を加えて浸水し、そのまま煮ると早く柔らかく煮えます。
- 圧力鍋を利用するのも良いでしょう。
- 吸水させた豆を保温用のポットに入れ、熱湯を注いで一日おくと、いい加減に軟らかくなります。これを鍋に移して調味して仕上げます。
彩菜茶屋にもたくさん置いてあります。
作州黒の一大産地の中心にある彩菜茶屋には、作州黒がたくさん置いてあります。また、作州黒を使って作られた加工品などの関連商品もたくさん置いてあります。
~大粒でもちもちの食感!甘みとうまみの絶妙なバランス~
勝英地域は400haを超える黒大豆の栽培が行われ、全国有数の産地として知られています。特に、勝英特産黒大豆を「作州黒」と名づけ、全国にPRしています。
大豆は良質のたんぱく質をたくさん含んでおり、栄養価の高い食べ物ですが、最近特に注目されているのが黒大豆です。
黒大豆には大豆に含まれる栄養素のほか、皮の色素としてアントシアニンという成分を含んでいます。このアントシアニンはポリフェノールの一種です。
【成分】(可食部100当たり)
- ●エネルギー
- 417kcal
- ●タンパク質
- 35.3g
- ●脂質
- 19.0g
- ●炭水化物
- 28.2g
- ●食物繊維
- 17.1g
- ●カルシウム
- 240mg
- ●ビタミンB1
- 0.83mg
- ●ビタミンB2
- 0.30mg
- ●ビタミンE
- 1.8mg
- ●サポニン ●イソフラボン